秋になるとどうしても食べたくなるのが、「さつまいもの蒸しパン」。
ふわふわでしっとり、そしてどこか懐かしい甘さが心を落ち着かせてくれます。
今日は、そんな秋の定番おやつを、私のちょっとした思い出やこだわりとともにご紹介します。
動画で確認したい方はこちらから。
🍠 秋晴れの日に作りたくなるおやつ
この蒸しパンを作った日は、朝から空が高く晴れていて、空気が澄んでいました。
「今日はなんだかおやつ作り日和だな」と思って、キッチンに立ちました。
秋って本当に不思議な季節です。
少し涼しくなってくると、なんとなく“芋くりかぼちゃ”が恋しくなる。
「天高く馬肥ゆる秋」とはよく言いますが、私の場合は“おやつ肥ゆる秋”かもしれません(笑)。
🍬 お菓子作りのこだわりと素材選び
普段からお菓子作りやDIYが好きな私は、今回もホットケーキミックスを使わずに、
「自分の中身がわかるおやつ」を作りたいなと思って、材料から丁寧に準備しました。
素材へのちょっとしたこだわり
- 砂糖はきび砂糖派。
ほんのり茶色くなるけれど、優しい甘みとコクが出ます。
白い仕上がりにしたい時は上白糖もおすすめ。 - サラダ油(大さじ1と1/2)は、蒸しパンの“ふわっと感”と“しっとり感”の鍵。
油を控えすぎるとパサついてしまうので注意です。 - 蒸すときの工夫。
蓋にタオルや布巾を巻いておくと、水滴が落ちず、水っぽくならない。
🍮 さつまいもの蒸しパンレシピ(2人分)
材料
材料名 | 分量 |
---|---|
さつまいも | 150g |
ホットケーキミックス | 100g |
卵 | 1個 |
牛乳 | 大さじ3 |
砂糖(きび砂糖または上白糖) | 大さじ2 |
サラダ油 | 大さじ1と1/2 |
塩 | ひとつまみ |
※ホットケーキミックスを手作りする場合
薄力粉(100g)+きび砂糖(大さじ2と1/2)+重曹(小さじ1)+塩(ひとつまみ)+スキムミルク(大さじ2)
🥣 作り方
① さつまいもの準備
- さつまいもをよく洗い、皮付きのまま1.5cmの輪切りにします。
紫と黄色のコントラストが可愛くて、切るたびにテンションが上がります。 - 水に3分間さらしてアクを抜きます。
- 水気を切って耐熱ボウルへ。
- ラップをふんわりかけ、電子レンジ(600W)で3分30秒加熱します。
💡ポイント:やわらかくしすぎず、少しホクっと感を残すのが美味しさの秘訣。
② 蒸しパンの生地を作る
- 別のボウルに卵(1個)、牛乳(大さじ3)、砂糖(大さじ2)、サラダ油(大さじ1と1/2)、塩(ひとつまみ)を入れ、泡立て器でよく混ぜます。
- そこへホットケーキミックス(100g)を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
- 加熱したさつまいもを加え、ゴムベラでやさしく混ぜます。
トッピング用に数個取り分けておくと、仕上がりが華やかになります。
③ 蒸す準備と加熱
- 生地を型(Lサイズ4個分)に流し入れ、残したさつまいもを上にトッピング。
- 鍋にお湯を沸かし、蒸し器をセット。
- 蓋に布巾を巻き、強火で18分前後蒸します。
🔸竹串を刺して生地がつかなければOK。
私の経験では、15分だとまだ少し生っぽく、18分がちょうどよかったです。
④ 完成
蒸しあがったら、ふっくらと膨らんださつまいも蒸しパンの完成です。
粗熱を取ると、よりしっとりして味がなじみます。
出来立ては、ほくほくとした甘さが口いっぱいに広がり、まるで焼き芋を食べているような幸福感。
冷めても美味しいので、朝食やおやつにもぴったりです。

🌿 さつまいもの蒸しパンの魅力と栄養
さつまいもは食物繊維が豊富で、腸内環境を整えてくれます。
さらにビタミンCやベータカロテンも含まれ、美肌効果・免疫力アップにも◎。
カロリーを気にしつつも甘いものが食べたいとき、
この自然な甘さのおやつは罪悪感が少なくておすすめです。
👶 幼少期の「焼き芋交換エピソード」
私がさつまいもを好きになったきっかけは、子どもの頃のある出来事でした。
ある日、家の前で「おっとっと」を食べていて、偶然通りかかった焼き芋屋さんに、
「それちょうだい」と、なんとおっとっと1粒と焼き芋1本を交換してくれたんです。
子ども心に「これぞリアルわらしべ長者!」と感動して、そこからすっかり焼き芋ファンになりました。
中学生になる頃には、芋けんぴのが大好物で、口の中に刺さっても気にせず食べていたくらいです(笑)。
☕ 最後に:秋の午後、ふわふわの幸せを
秋晴れの日の午後、キッチンに甘い香りが漂う時間がたまらなく好きです。
「ちょっと一息つきたい」と思ったら、ぜひこのさつまいもの蒸しパンを作ってみてください。
ふわふわの食感と優しい甘さが、心もお腹も満たしてくれます。
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