夏の終わり、夕暮れ時にひぐらしの声を聞くと、少し切ない気持ちになりませんか?
そんな時にぴったりなのが、涼しげで上品なデザート 「梨のコンポートジュレ」 です。
梨のシャリッとした食感と、ゼラチンで仕上げたプルプルのジュレが重なり合い、口いっぱいに広がる爽やかな甘さ。今回は、私が実際に作って感動した「梨のコンポートジュレ」のレシピを、エピソードと共にご紹介します。
動画で作り方を確認したい方はこちらから
梨のコンポートジュレの魅力
梨はスイカや桃ほど派手ではないけれど、どこか素朴で、ひっそりとした存在感が魅力。
私はもしフルーツでアイドルグループを作るなら「梨推し」になると公言しています(笑)
また梨には、疲労回復に役立つアスパラギン酸やカリウムが含まれており、夏バテ気味の体を優しく癒してくれるのも嬉しいポイントです。
1人分の目安:220円・160kcal
材料(4人分)
- 梨:2個
- バニラビーンズ:1/4本(エッセンスで代用可)
- 水:1カップ(200ml)
- 白ワイン:2/3カップ(70ml)
- レモン汁:大さじ1と1/2
- はちみつ:大さじ2と1/2
- 砂糖:60g(甘めにしたい方は80g)
- 粉ゼラチン:3〜5g
作り方
1. 梨とコンポート液を準備
- 梨は4等分に切って皮と芯を取り、果肉は大きめにカット。
取り除いた皮と芯はお茶パックに入れ、一緒に煮ると香りが移ります。 - 鍋に梨・皮と芯・水(200ml)・白ワイン(70ml)・砂糖(60g)・レモン汁(大さじ1と1/2)・はちみつ(大さじ2と1/2)・縦に裂いたバニラビーンズを加えます。
👉 梨を切っていると、子供の頃りんごのコンポートを母が作ってくれた記憶がよみがえり、懐かしくなりました。
2. 梨を煮る
- 鍋を中火にかけ、沸騰したら弱火にしてアクを取り除きます。
- ペーパータオルを落し蓋代わりにして、約8分煮ます。
- 火を止めて粗熱を取り、その後冷蔵庫で半日以上冷やして味をなじませます。
👉 煮ている間にバニラビーンズの黒い粒が浮かんでくる様子は、思わず「この香りを嗅いでほしい!」と叫びたくなるほど。
3. ジュレを作る
- 冷えたコンポート液を鍋で温め、沸騰直前に粉ゼラチン(3〜5g)を加えて溶かします。
- 粗熱を取ったら、カットした梨の果肉と一緒に器へ。
- バニラビーンズを添えると見た目も華やかです。
- 冷蔵庫で2時間以上冷やせば完成。
👉 ゼラチンを混ぜていると、実家で食べたフルーツゼリーを思い出し、つい味見。バニラの香りが梨に溶け込んでいて感動しました。

出来上がりの喜び
完成した梨のコンポートジュレは、まるで 夏の夕暮れの雲のように透き通って美しい。
シャリッとした梨の食感と、プルンとしたジュレのなめらかさ、そしてバニラの上品な香りが重なり合い、一口ごとに心が癒されます。
私は思わず「銭湯でコンポート風呂を作ってほしい」と妄想してしまうほど、このデザートの世界に浸りたくなりました。
まとめ:梨のコンポートジュレは夏のご褒美デザート
- 梨のシャリ感 × ジュレのプルプル感 × バニラの香り
- 疲労回復や消化を助ける栄養も豊富
- 作り置きして冷蔵庫で冷やしておける
「梨のコンポートジュレ」は、心も体もリフレッシュできる夏のご褒美スイーツ です。
梨の旬が訪れたら、ぜひご家庭で試してみてください。
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