今日は、冷蔵庫に余りがちな野菜で手軽に作れる 「ミネストローネ」 のレシピをご紹介します。
「ミネストローネ」と聞くと「トマト缶が必要なのでは?」と思われがちですが、今回はもっと簡単に、トマトケチャップで仕上げます。実はミネストローネに決まったレシピはなく、イタリアでは地方や家庭によって具材も作り方も様々。北イタリアでは豆やじゃがいも、パスタやお米を入れることもあるそうです。
私は「イタリア版けんちん汁」だとイメージしています。「ミネストローネ」という名前はかっこいいですが、語源は「ミネストラ(スープ)」+「ローネ(たっぷり)」で、つまり “具だくさんスープ”。本来トマトは必須ではないんです。
このレシピは、1食あたり約90円、180kcal。経済的で栄養満点なスープです。
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🍅 簡単ミネストローネの材料(2人分)
- キャベツの葉:2枚(1cm角)
- 玉ねぎ:1個(1cm角)
- セロリ:1/2本(薄切り)
- スライスベーコン:2枚(1cm幅)
炒め・煮る用
- オリーブ油:大さじ1
- 水:2と1/2カップ(500ml)
- 顆粒コンソメスープの素:大さじ1
- トマトケチャップ:大さじ1と1/2
- 塩・こしょう:少々
🥕 作り方と私のエピソード
1. 野菜を切る
まず、キャベツを1cm角に。冷蔵庫で眠りがちなキャベツをこうして使い切れると嬉しいですね。
そして、呪いのように毎回買ってしまう玉ねぎも同じく1cm角に。
実は一時、冷蔵庫に10個もあったことがあります…。でも加熱した玉ねぎの甘みは格別で、やっぱり好きなんですよね。
セロリは筋をスッと取れる瞬間が快感ですが、この日はなかなか筋が取れず「育った環境が違うんだな」と妙に納得してしまいました。セロリは薄切りにします。セロリの香りはリラックス効果があるので、ストレス緩和にもぴったり。
ベーコンは旨み担当。1cm幅に切ります。お肉の代わりに豆を使うとさらにヘルシーです。
2. 具材を炒める
鍋にオリーブ油(大さじ1)を熱し、ベーコン・玉ねぎ・セロリを炒めます。
私は「炒めてから煮るスタイル」が大好き。旨みがしっかり引き出されるし、「料理してる感」があって自己肯定感まで上がります。
玉ねぎが透き通ったらキャベツを加え、しんなりするまで炒めます。キャベツが柔らかくなる様子は、まるで「最初はきっちりしていた人が、仲良くなると柔らかくなる」みたいで、ちょっと恋愛に似ているかも。
3. 煮込む
炒めた野菜に水(2と1/2カップ)、コンソメ(大さじ1)、トマトケチャップ(大さじ1と1/2)を投入。
最初は大さじ1にしようと思ったけれど、酸味が欲しくて1と1/2にしました。このケチャップがトマト缶代わりで、しっかりミネストローネ感を出してくれます。
煮立ったら弱めの中火にして蓋をし、5分煮込みます。
コトコト煮ながら「これから冬に向けて寒くなるんだな」と思うと、このスープが温かく包み込んでくれるようで、余計に愛おしくなります。
4. 仕上げ
最後に塩・こしょうで味を整えれば完成です。

🌿 ミネストローネの魅力とアレンジ
- 今回はにんにくを入れませんでしたが、オリーブオイルでにんにくを炒めるとさらに風味UP。
- にんにくなしならランチ用スープジャーに入れても匂いが気にならず安心。セロリの香りがその穴を埋めてくれます。
- 冷蔵庫の余り野菜を使えるのでフードロス削減にも。
- 朝食・ランチ・夕食、どのシーンでも活躍します。私はこれをお弁当に添えると、OLになった気分でちょっと楽しいんです。
📝 まとめ
この「簡単ミネストローネ」は、トマト缶なしでもしっかり美味しく、体に優しく栄養満点。余り野菜で作れるから経済的で、忙しい日にもおすすめです。
秋から冬にかけて、体を温めて心も満たしてくれるスープ。ぜひご家庭でも作ってみてくださいね。
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