こんにちは。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。「月の皿」です🌙
秋から冬にかけて恋しくなるのが、根菜をたっぷり使った煮物。今回は、鶏もも肉、ごぼう、れんこん、にんじんなどを炒めてじっくり煮る「いり鶏(筑前煮)」を作ります。
甘辛いしょうゆ味が具材に染み込み、ご飯が進む一品。干ししいたけのうま味も加わった、どこか懐かしい家庭の味です。
📝 いり鶏(筑前煮)の材料と作り方
いり鶏(2人分)
調理時間:約50〜60分(干ししいたけの戻し時間を含む)
難易度:ふつう
1人分の目安:約500円・約420kcal
※材料費とカロリーは、使用する食材や調味料、購入価格によって変わります。
材料
| 区分 | 材料 | 分量 |
|---|---|---|
| 具材 | 鶏もも肉 | 1枚 |
| 具材 | 干ししいたけ | 3枚 |
| 具材 | ごぼう | 1/2本 |
| 具材 | れんこん | 100g |
| 具材 | にんじん | 1/2本 |
| 具材 | こんにゃく | 100g |
| 具材 | さやいんげん | 5本 |
| 炒める | サラダ油 | 大さじ1/2 |
| 煮る | 酒 | 大さじ2 |
| 煮る | 水 | 1カップ(200ml) |
| 煮る | 和風顆粒だし | 小さじ1 |
| 調味料 | 砂糖 | 大さじ1 |
| 調味料 | しょうゆ | 大さじ2 |
| 調味料 | みりん | 大さじ1 |

作り方
- 干ししいたけを戻す。 干ししいたけ(3枚)は水に30分ほど浸けて戻します。柔らかくなったら水気を絞り、軸を切り落として半分に切ります。
- 根菜を切る。 ごぼう(1/2本)は皮をこそげ落として洗い、一口大の乱切りにして水にさらします。れんこん(100g)は皮をむかずに一口大の乱切りにし、同様に水にさらします。炒める前に水気を切っておきます。
- 残りの野菜を準備する。 にんじん(1/2本)は皮をむいて一口大の乱切りにします。こんにゃく(100g)はスプーンで一口大にちぎり、さやいんげん(5本)はヘタを落として斜めに3等分に切ります。
- 鶏肉を切る。 鶏もも肉(1枚)はキッチンペーパーで水気を拭き取り、余分な脂や皮を取り除きます。身の厚い部分に切り込みを入れて厚さをそろえ、8等分に切ります。
- 鶏肉を焼く。 鍋にサラダ油(大さじ1/2)を入れて中火で熱し、鶏肉の皮目を下にして焼きます。焼き色がついたら裏返します。
- 具材を炒め合わせる。 干ししいたけ、ごぼう、れんこん、にんじん、こんにゃくを加え、全体に油が回るまで炒めます。さやいんげんは最後に加えるので、ここでは入れません。
- だしと砂糖で煮る。 酒(大さじ2)、水(200ml)、和風顆粒だし(小さじ1)、砂糖(大さじ1)を加えます。煮立ったら、表面に浮いてきたアクを取り除きます。
- しょうゆとみりんを加える。 しょうゆ(大さじ2)、みりん(大さじ1)を加え、落とし蓋と鍋の蓋をします。弱めの中火で15分ほど、途中で時々混ぜながら煮込みます。
- さやいんげんを加えて仕上げる。 蓋を外し、さやいんげんを加えます。強めの中火で煮汁を煮詰め、さやいんげんに火が通り、鶏肉も中心まで十分に加熱できていれば完成です。

おいしく作るポイント
- こんにゃくはスプーンでちぎる:断面が不揃いになり、煮汁が絡みやすくなります。
- 鶏肉は皮目から焼く:皮の脂が溶け出し、香ばしさとコクが加わります。
- 落とし蓋を使う:少ない煮汁でも具材全体に煮汁が回りやすくなり、味のむらを抑えられます。
🌙 月の皿の台所から
「美味しいものが食べたいな」と思うと、私は煮物を作っていることが結構あります。
特に好きなのが、しょうゆと砂糖、みりんで煮込む、あの甘辛い香りです。
夕方、散歩をしていると、どこかの家からふわっと煮物の香りが漂ってくることがあります。
「ああ、今日は煮物を作っているんだな」
そんなことを思いながら歩いていると、なんだか実家を思い出すんですよね。家庭の台所から漂ってくる香りには、不思議な安心感があります。
今回のいり鶏も、煮込んでいる途中で鍋の蓋を開けると、しょうゆのいい香りがふわっと広がりました。
焦げていないか少し心配で、途中で様子を見ていたのですが、その蓋を開ける瞬間が好きなんです。
まるで『ちびまる子ちゃん』の歌に出てくるような、温かい家庭の風景が浮かんできます。
いり鶏は、色鮮やかで華やかな料理というわけではありません。でも、ゴロゴロと入った根菜に味が染みて、ひと口食べるとご飯が欲しくなる。
こういう料理を食べると、やっぱり和食っていいなと思います。
見た目は少し地味かもしれませんが、その地味さがいい。
私にとっては、秋の台所で感じる甘辛い香りも、小さな幸せのひとつです。
📹 動画のひとりごと
にんじんの皮をむきながら、こんなことを考えていました。
「野菜と会話できれば、『君は皮をむいていいのかい?』って聞いてみたい時がありますね。」
もっとも、これから食べられてしまうのに、正直に答えてくれる野菜もいないかもしれません。
そして完成したいり鶏を見ながら、もうひとこと。
「秋の料理はちょっと動画映えしない。地味すぎやしませんかね。だけど、これが美味しいですね。」
📝 月の皿メモ
いり鶏には、鶏肉や干ししいたけ、根菜など、さまざまな食材のうま味が重なっています。
鶏肉に含まれるイノシン酸や、干ししいたけに含まれるグアニル酸などは、うま味に関わる成分です。今回のレシピでは干ししいたけを使うことで、煮物に奥行きのある味わいが加わります。
✨ アレンジするなら
- たけのこを加える:シャキッとした食感が増し、より具だくさんの煮物に。
- 里芋を加える:ほっくりとした食感が楽しめ、秋冬らしい一品になります。
- 仕上げに七味唐辛子を振る:甘辛い味付けに、ピリッとしたアクセントを加えられます。
🌙 おわりに
鶏肉と根菜のうま味が染み込んだ、どこか懐かしい味のいり鶏。
派手ではないけれど、こういう料理が食卓に並ぶと、やっぱりうれしいものですね。



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