こんにちは。日々の献立を提案している「月の皿」です🌙
今日は、爽やかな香りとほどよい辛さが楽しめる、柚子胡椒唐揚げをご紹介します。
ジューシーな鶏もも肉に柚子胡椒を絡め、片栗粉の衣でカリッと揚げる、少し大人の味わいの唐揚げです。
使う調味料は、柚子胡椒と酒だけ。長い漬け込み時間も必要ありません。
「唐揚げが食べたい」と思った日にすぐ作りやすく、暑い夏にも柚子胡椒の爽やかな風味で箸が進む主菜です。
🍗唐揚げは、いくつになっても心が躍る
私にとって、唐揚げとハンバーグは、いくつになっても名前を聞くだけでテンションが上がる特別な料理です。
子どもの頃は、母が作ってくれる唐揚げを何も考えず、夢中になって食べていました。
けれど、自分で料理をするようになると、その大変さがよく分かります。
暑い台所で鶏肉を切り、衣をつけ、油の様子を見ながら揚げる。食べ終わったあとは、油の処理やコンロの掃除も待っています。
あの頃、当たり前のように食卓へ出してもらっていた唐揚げには、たくさんの手間が詰まっていたのだと思うと、今では母への感謝の気持ちでいっぱいです。
それでも、鍋に油を注ぐ瞬間には、少しワクワクします。
たっぷりの油を使うことに、どこか「いけないことを始める」ような背徳感もありますが、揚げたてのおいしさにはかないません。
揚げ物は最高。揚げ物は世界を救う。
そんな気持ちで、今日も唐揚げを揚げていきます。
📝【レシピ】柚子胡椒唐揚げ
調理時間の目安:約25分
分量:2人分
1人分の目安:約300円・約500kcal
※カロリーと材料費は、鶏肉の大きさや衣・揚げ油の吸収量、購入価格によって変わります。
🛒材料(2人分)
具材・下味
- 鶏もも肉:大きめ1枚
- 柚子胡椒:大さじ1/2
- 酒:大さじ1/2
- 片栗粉:大さじ1
衣
- 片栗粉:適量
揚げ油
- サラダ油:適量
- フライパンや鍋の底から1.5〜2cm程度
👩🍳作り方

調理道具に困ったらこちらの記事をどうぞ。

1) 鶏肉の水分と余分な脂を取る
鶏もも肉(大きめ1枚)は、表面の水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。
水分が残っていると下味が薄まりやすく、油はねの原因にもなるため、皮側と身側の両方を丁寧に押さえます。
黄色くかたい脂や、はみ出した余分な皮が気になる場合は、包丁で取り除きます。
唐揚げ作りは、油で揚げるところが主役のように見えますが、この静かな下準備も大切です。鶏肉をきれいに整えると、いよいよ始まるなという気持ちになります。
2) 鶏肉を大きめに切る
鶏もも肉(大きめ1枚)は、4〜5cm角を目安に8等分します。
小さく切りすぎると火が入りすぎて、身がかたくなりやすくなります。少し大きめに切ることで、外はカリッと、中はジューシーに仕上がります。
ただし、大きさがばらばらだと火の通りに差が出るため、なるべく同じくらいの大きさにそろえてください。
「たくさん食べたいから、細かく切って数を増やそう」と思いたくなることもありますが、ここは数よりも食べ応えを大切にします。
3) 柚子胡椒と酒を絡める
ボウルに切った鶏もも肉(大きめ1枚分)を入れます。
柚子胡椒(大さじ1/2)を加え、鶏肉全体に行き渡るようによく揉み込みます。
柚子胡椒には塩気があるため、今回は塩やしょうゆを加えません。
続いて酒(大さじ1/2)を加え、さらに揉み込みます。
柚子胡椒の爽やかな香りが広がると、まだ揚げていないのに食欲がわいてきます。しょうゆ味の唐揚げとは違う、すっきりした香りがこのレシピの魅力です。
4) 片栗粉で旨みを包む
下味をつけた鶏もも肉(大きめ1枚分)に、片栗粉(大さじ1)を加えます。
粉っぽさがなくなり、鶏肉の表面がしっとりするまでよく揉み込みます。
この片栗粉が下味と肉汁を包み、衣もつきやすくしてくれます。
漬け込み時間を取らなくても、柚子胡椒と酒をしっかり揉み込めば、そのまま衣付けへ進めます。
思い立ったときに作れるのは、唐揚げ好きにとって大きな魅力です。
5) 衣用の片栗粉をまぶす
バットや平らな皿に、衣用の片栗粉(適量)を広げます。
下味をつけた鶏もも肉(大きめ1枚分)を1切れずつ置き、両面に片栗粉をまぶします。
表面に粉が残るくらい、しっかりつけて大丈夫です。余分な粉だけを軽くはたきます。
しょうゆを使っていないため衣がべたつきにくく、竜田揚げのような白っぽく軽い衣になります。
取り除いた鶏皮がある場合は、片栗粉(適量)をまぶして一緒に揚げてもおいしく食べられます。
6) 油を160〜170℃に温める
フライパンや鍋にサラダ油(適量)を、底から1.5〜2cm程度の深さまで入れます。
中火にかけ、160〜170℃に温めます。
温度計がない場合は、片栗粉を少し落として確認します。粉が底まで沈まず、細かい泡を立てながらゆっくり浮かんでくれば目安です。
油が温まる音を聞いていると、いよいよ唐揚げの儀式が始まるような気分になります。
7) 鶏肉をじっくり揚げる
衣をつけた鶏もも肉(大きめ1枚分)を、油の中へ静かに入れます。
一度に入れすぎると油の温度が下がるため、鍋の大きさに合わせて2回に分けても大丈夫です。
160〜170℃を保ちながら、途中で上下を返し、合計5〜8分ほど揚げます。
衣が固まる前に何度も触るとはがれやすいため、最初の1〜2分はあまり動かさないのがポイントです。
鶏肉を油に入れたときの「ジュワッ」という音は、揚げ物を作る人だけが楽しめるご褒美のように感じます。
8) 最後に火を強めてカリッと仕上げる
鶏肉(大きめ1枚分)に火が通ってきたら、最後の1分ほど火を強めます。
表面がカリッとし、きれいなきつね色になったら、網やキッチンペーパーを敷いたバットへ取り出します。
一番大きな唐揚げを1個切り、中心まで白くなっているか確認してください。赤みが残っている場合は、油に戻して追加で加熱します。
加熱の目安は、鶏肉の中心部を75℃で1分以上です。
揚げたてをすぐ食べたくなりますが、1〜2分ほど休ませると肉汁が落ち着き、よりジューシーに食べられます。

💡おいしく作るポイント
- 鶏肉の水分は、キッチンペーパーで丁寧に拭き取ります。
- 鶏肉は4〜5cm角の大きめに切ると、ジューシーに仕上がります。
- 柚子胡椒には塩気があるため、塩やしょうゆを加えなくても味が決まります。
- 下味用の片栗粉を揉み込むと、肉汁と旨みを包みやすくなります。
- 衣が固まるまで、油の中で触りすぎないようにします。
- 最後に火を強めると、表面がカリッと仕上がります。
- 一番大きな唐揚げを切り、中心まで火が通っているか必ず確認します。
🍚この料理に合う献立
柚子胡椒唐揚げは、爽やかな辛みとしっかりした食べ応えがある主菜です。
さっぱりした副菜や、野菜の甘みを楽しめる料理と組み合わせると、献立全体がまとまりやすくなります。
- とうもろこしと夏野菜の塩きんぴら:野菜の甘みが、柚子胡椒の辛さによく合います。
- 叩き梅きゅうり:梅の酸味で、揚げ物のあともさっぱり食べられます。
- パプリカのマリネ:甘酸っぱい副菜が、唐揚げの箸休めになります。
- 冷奴:暑い日にも食べやすい、簡単な副菜です。
- 大根としょうがのスープ:やさしい味わいの汁物で、献立が落ち着きます。
- トマトの洋風お味噌汁:トマトの酸味で、食卓が軽やかになります。
- 白ごはん:柚子胡椒の塩気と鶏肉の旨みで、ごはんが進みます。
✨アレンジするなら?
- 柚子胡椒を増やす:辛みと香りをしっかり楽しみたい方におすすめです。
- レモンを添える:酸味が加わり、さらに爽やかに食べられます。
- 大葉を添える:和の香りが加わり、夏らしい唐揚げになります。
- 鶏むね肉で作る:あっさり仕上げたいときは、そぎ切りにすると食べやすくなります。
- 仕上げに黒こしょうをふる:辛みが重なり、おつまみにも合う大人の味になります。
🌙揚げたての唐揚げが、心を少し自由にしてくれる
唐揚げは、作るのに少し気合いが必要な料理です。
鶏肉を切り、衣をつけ、油の温度を見ながら揚げる。食べたあとは、油の処理や片付けもあります。
それでも、揚げたてを箸で持った瞬間のカリッとした感触や、ひと口食べたときに広がる肉汁には、手間を忘れさせる力があります。
今回の唐揚げは、柚子胡椒の爽やかな香りがあるので、暑い日にも重くなりすぎません。
カリッとした衣の中から、ジューシーな鶏肉と柚子胡椒の香りが広がると、「今日、唐揚げを作ってよかった」と思えます。
唐揚げを食べると、少しだけ心が解放される。
そんな日があってもいいのだと思います。
皆さんも、漬け込み不要の柚子胡椒唐揚げで、おうち唐揚げパーティーを楽しんでみませんか?


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