こんにちは。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。「月の皿」です🌙
暑い日には、冷蔵庫から出したばかりの、ひんやりしたデザートがうれしくなります。
今回ご紹介するのは、米麹甘酒を使った「甘酒杏仁豆腐」です。
牛乳や生クリームを使わず、杏仁豆腐そのものには砂糖を加えません。米麹甘酒の自然な甘さと、杏仁霜のふわっと爽やかな香りを楽しめる、ぷるんとやさしいデザートに仕上げました。
実はこの杏仁豆腐を作った日は、私が夏風邪をこじらせて、喉がかなりつらかったとき。
そんな日に「冷たくて、つるんと食べやすいものが欲しい」と思って作ったのが、この甘酒杏仁豆腐でした。
🌙夏風邪で寝込んだ日に作った、ひんやりデザート
この動画を撮った頃、私は夏風邪をこじらせてしまい、扁桃腺がパンパンに腫れていました。
食欲もあまりなく、「何か食べたいけれど、喉を通りやすいものがいいな」と考えていて、思いついたのが杏仁豆腐です。
そこへ、普段からよく飲んでいる米麹甘酒を合わせてみることにしました。
私はここ5〜6年ほど甘酒を飲んでいて、米麹を買ってきて、炊飯器や電気圧力鍋などを使って手作りすることもあります。
いつもは粒を残したまま牛乳と合わせて飲むのが好きなのですが、今回は杏仁豆腐なのでミキサーでなめらかに。
粒がなくなると、それだけでずいぶんデザートらしい口当たりになります。
🌾砂糖を入れなくても甘い、米麹甘酒の不思議
昔は酒粕で作る甘酒も好きでしたが、今回使うのは米麹甘酒です。
米麹甘酒は、米のでんぷんが麹の働きによって糖へと変化することで、砂糖を加えなくても甘みを感じます。
毎回飲むたびに、
「お砂糖を入れていないのに、どうしてこんなに甘いんだろう」
と、ちょっと不思議な気持ちになります。
「飲む点滴」と呼ばれることもある甘酒ですが、この呼び名だけで特別な健康効果が保証されるわけではありません。
それでも、甘酒には糖質やアミノ酸、ビタミンB群などが含まれており、私にとっては昔から親しんでいる好きな飲み物のひとつです。
今回はそんな甘酒を、飲むのではなく「ぷるん」と固めていただきます。
🌸杏仁豆腐の、あの香りの正体
杏仁豆腐を食べたときの、甘くて少しフルーティーな独特の香り。
しばらく食べていないと、急に恋しくなることがあります。
今回使うのは杏仁霜(きょうにんそう)。
名前だけ聞くと、私は最初「なんだか怪しい白い粉だな」と思ってしまったのですが、杏仁豆腐らしい香りを出すために使われる材料です。
杏仁は、あんずの種の中にある仁に由来します。中国では古くから杏仁が伝統的に利用されてきた歴史もありますが、今回使う杏仁霜はあくまで食品として、香りを楽しむために使います。
杏仁霜をお湯に溶かしていると、ふわっと杏仁豆腐らしい香りが立ち上がります。
「ああ、この香りだったのか」
と分かる瞬間が、ちょっと楽しいところです。
📝【レシピ】甘酒杏仁豆腐
分量:2人分
1人分の目安:約130円・約140kcal
※材料費とカロリーは、使用する食材や調味料、購入価格によって変わります。
調理道具に困ったらこちらの記事をどうぞ。

🛒材料(2人分)
杏仁豆腐
- 甘酒:1と1/2カップ(250ml)
- ゼラチン:5g
- 水:125ml
- 杏仁霜:大さじ1と1/2
トッピング
- クコの実:お好み
- 水:大さじ2
- 砂糖:小さじ1
👩🍳作り方

1) 🥣 甘酒をなめらかにする
- 甘酒(1と1/2カップ・250ml)は、市販のものでも手作りのものでも使えます。
- 粒が残っているタイプの場合は、ミキサーにかけてなめらかにします。
粒を残しても作れますが、杏仁豆腐らしいつるんとした口当たりに仕上げたい場合は、なめらかにしておくのがおすすめです。
濃縮タイプの甘酒を使う場合は、商品の表示に従って適切な濃さに調整してください。
2) 🥄 杏仁霜とゼラチンを混ぜる
- 鍋に水(125ml)、杏仁霜(大さじ1と1/2)、ゼラチン(5g)を入れ、よく混ぜ合わせます。
杏仁霜は一般的なスーパーでは見つけにくいこともありますが、輸入食品店や製菓材料を扱うお店などで販売されています。
ゼラチンは商品によって使い方が異なる場合があるため、必要に応じてパッケージの表示も確認してください。
3) 🔥 弱めの中火で溶かす
- 鍋を弱めの中火にかけ、絶えず混ぜながら杏仁霜とゼラチンを溶かしていきます。
加熱していると、だんだんと杏仁豆腐らしい爽やかで甘い香りが漂ってきます。杏仁の香りを嗅いでいるだけで、すでにデザートを食べたような気分になります。 - 焦げ付かないよう、鍋底をなぞるようにゆっくり混ぜてください。
4) 🌾 甘酒を加えて火を止める
- 杏仁霜とゼラチンがしっかり溶けたら、なめらかにした甘酒を加えます。
- 全体を混ぜ合わせたら、沸騰させずに火を止めます。
- ゼラチンを使ったデザートは強く煮立てないようにし、やさしく加熱するのがポイントです。
5) 🥛 器に流し入れる
- 混ぜ合わせた液を、耐熱性のある器へ静かに流し入れます。
- 表面に泡が多く残った場合は、スプーンなどで軽く取り除いておくと、きれいに仕上がります。
- 器も液体も熱くなっているので、やけどには注意してください。
6) 🧊 冷蔵庫で冷やし固める
- 粗熱が取れたら、冷蔵庫に入れてしっかり冷やし固めます。
このときの私は体調が悪かったので、杏仁豆腐を冷蔵庫へ入れたところで一度布団へ。しばらく寝て目が覚めると、ちょうど杏仁豆腐もぷるんと固まっていました。自分も休んで、杏仁豆腐も休ませる。あの日は、冷蔵庫と私が同時に仕事を終えたような気分でした。
7) 🍒 クコの実を戻す
- クコの実(お好み)を小さな器に入れます。
- 水(大さじ2)と砂糖(小さじ1)を混ぜ合わせて加え、15分ほど置いて戻します。
- 乾燥していたクコの実が水分を含み、少しずつふっくらしてきます。
今回の杏仁豆腐本体には砂糖を使っていませんが、トッピング用のシロップには少量の砂糖を使用しています。完全に砂糖を使わず仕上げたい場合は、クコの実を水だけで戻して添えても構いません。
8) ✨ クコの実を添えて仕上げる
杏仁豆腐がしっかり固まったら、戻したクコの実とシロップをのせて完成です。
白い杏仁豆腐の上に赤いクコの実がひとつ加わると、一気に「あの杏仁豆腐」の姿になります。味だけではなく、見た目のテンションもちょっと上がる大事な仕上げです。

💡おいしく作るポイント
- ✅ 粒入り甘酒はなめらかにする
ミキサーにかけることで、ぷるんとした杏仁豆腐らしい口当たりに仕上がります。 - ✅ 杏仁霜をしっかり混ぜる
粉がダマにならないよう、加熱する前によく混ぜ合わせておきます。 - ✅ 弱めの火加減で加熱する
強火ではなく、弱めの中火でゆっくり溶かすと扱いやすくなります。 - ✅ グツグツ沸騰させない
ゼラチンを加えた液体は強く煮立てず、材料が溶けたら甘酒を合わせて火を止めます。 - ✅ 粗熱を取ってから冷蔵庫へ
熱いまますぐ冷蔵庫へ入れず、粗熱を取ってから冷やします。 - ✅ クコの実は戻してから使う
乾燥したままよりも、シロップや水で戻したほうがふっくらと食べやすくなります。
✨アレンジするなら?
- 無調整豆乳を少し加える: 甘酒の風味をやわらげながら、まろやかな味わいにできます。
- 黒蜜を少量かける: 和の甘みが加わり、甘酒との相性も楽しめます。
- きなこを添える: 香ばしさが加わり、少し和風のデザートになります。
- 季節の果物を添える: 桃やキウイ、みかんなどを少量添えると、爽やかな一皿になります。
- クコの実を水だけで戻す: トッピングまで砂糖を使わずに仕上げたい場合におすすめです。
🌙冷蔵庫で固まるのを待ちながら、私も少し休む
完成した甘酒杏仁豆腐は、スプーンを入れるとぷるんと揺れ、口に入れるとつるんとなめらか。
杏仁の爽やかな香りのあとから、米麹甘酒のやさしい甘みが広がります。
体調を崩していたあの日の私にとっては、この冷たくてなめらかな口当たりがとても食べやすく感じられました。
もちろん、甘酒杏仁豆腐を食べれば風邪が治るわけではありません。
体調が悪いときは無理をせず休み、症状が強い場合や長引く場合には医療機関へ相談することが大切です。それでも、具合が悪い日に「これなら食べたい」と思えるものが冷蔵庫にあるだけで、少しうれしくなることがあります。
そして元気な日なら、なおさらです。
暑い午後に、冷蔵庫からひんやり冷えた杏仁豆腐を出して、ぷるんと一口。
砂糖を加えなくても感じられる甘酒の甘みと、杏仁の香りを楽しみながら、少しゆっくりする時間もいいものです。
皆さんも、暑い日のひんやりおやつに、甘酒杏仁豆腐を作ってみませんか?


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