こんにちは。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。「月の皿」です🌙
まだまだ日中は暑いものの、少しずつ夏の終わりを感じる頃になりました。
そうめんや冷たい麺、さっぱりした料理がおいしかった真夏から、そろそろ「温かいものも食べたいな」と思う日が増えてくる時期です。
今回は、そんな夏から秋へ向かう季節に作りたい「キャベツとひき肉のトマトスープ」をご紹介します。
キャベツとひき肉というロールキャベツのような組み合わせですが、キャベツでお肉を包む必要はありません。
切って、炒めて、煮るだけ。
ロールキャベツのようなほっとする味わいを、もっと気軽に楽しめるスープです。
🥣温かいスープには、なんだか「愛」を感じる
私はスープという料理がとても好きです。
どんな料理にも、作る人の気持ちは込められていると思うのですが、中でも温かいスープには、なぜか特別な「愛」を感じます。
鍋から立ち上る湯気。
器を両手で持ったときの温かさ。
ひと口飲んだときに、じんわり広がっていく味。
秋から冬へ、だんだん寒くなっていく季節には、自分を温めながらそっと寄り添ってくれるような存在に感じます。
そして私は、秋がかなり好きです。
「もうすぐ秋が来る」
と考えるだけで、少しテンションが上がってきます。
夏が終わる寂しさもありますが、温かいスープがおいしくなる季節がやってくると思えば、それもまた楽しみです。
調理道具に困ったらこちらの記事をどうぞ。

🥬キャベツとひき肉。でも今日は巻きません
今回の材料は、キャベツに合い挽き肉。
この2つを見ると、どうしてもロールキャベツが頭に浮かびます。
でもロールキャベツは、キャベツをやわらかくして、お肉を包んで、形を整えて……と、それなりに手間のかかる料理です。
今日は巻きません。
キャベツはざく切り。
ひき肉はそのまま炒めます。
それでも、トマト味の温かいスープにキャベツとひき肉が入れば、どこかロールキャベツを思わせる、ほっとする味になります。
巻かない分だけ気楽。
忙しい日に作るなら、これくらいの距離感がちょうどいいのかもしれません。
🍅生トマトとケチャップ、ふたつのトマトを使う理由
今回のスープには、生のトマトとトマトケチャップの両方を使います。
生のトマトからは、フレッシュな酸味とうま味。
ケチャップからは、甘みや酸味、調味されたコクが加わります。
同じトマトでも、それぞれ少し役割が違います。
また、トマトの赤い色素成分として知られるリコピンは脂溶性の成分で、油を使った料理にも取り入れやすい栄養成分です。
今回は最初に少量の油でひき肉や野菜を炒め、そのあとトマトを加えます。
難しい栄養のことを考えなくても、トマトと油の組み合わせは味としても相性抜群です。
さらに、ひき肉や玉ねぎ、キャベツ、トマトから出るそれぞれのうま味がスープの中で重なります。
「グルタミン酸」「イノシン酸」と細かく考え始めると少し理科の授業っぽくなってしまいますが、
野菜とお肉、それぞれから出るうま味が合わさるからおいしい。
それくらいに考えると、家庭料理としてちょうどいい気がします。ちょっと話過ぎましたね、熱くなってしまいました💦
📝【レシピ】キャベツとひき肉のトマトスープ
分量:2人分
1人分の目安:約210円・約200kcal
※材料費とカロリーは、使用する食材や調味料、購入価格によって変わります。
🛒材料(2人分)
具材
- キャベツ:1/8個〜1/4個
- トマト:1個
- 玉ねぎ:1/2個
- 合い挽き肉:100g
炒める・煮る
- サラダ油:小さじ1
- 塩:小さじ1/4
- 水:2カップ(400ml)
- コンソメスープの素:小さじ2
- トマトケチャップ:大さじ1と1/2
仕上げ
- 塩、こしょう:適量
👩🍳作り方

1) 🔪 1. キャベツをざく切りにする
キャベツ(1/8個〜1/4個)は芯を切り落とし、食べやすい大きさのざく切りにします。
動画では最初に1/4個ほど用意したのですが、鍋を見ているうちに、
「ちょっと多かったかな」
と思い、一部を回収しました。
キャベツをたっぷり食べたいなら1/4個でも作れますが、ほかの具材とのバランスを取りたい場合は1/8個程度から調整すると作りやすいです。
煮るとしんなりしてかさが減るので、切った直後に少し多く見えても慌てなくて大丈夫です。
2) 🍅 2. トマトをざく切りにする
トマト(1個)はヘタを取り、ざく切りにします。
煮込むうちに崩れてスープになじむので、細かく切りそろえる必要はありません。
夏は生のまま食べることが多かったトマトも、季節の終わりには温かいスープへ。
同じ食材でも、季節によって食べ方が変わるのがおもしろいですね。
3) 🧅 3. 玉ねぎをくし切りにする
玉ねぎ(1/2個)は皮をむき、くし切りにします。
ひき肉と玉ねぎを並べていると、急にハンバーグの材料に見えてきます。
ひき肉。
玉ねぎ。
この組み合わせを見た瞬間、頭の中に浮かぶ言葉はひとつ。
「ハンバーグ!」
今日はスープなので、なんとか叫ばず先へ進みます。
4) 🍳 4. 合い挽き肉を炒める
鍋にサラダ油(小さじ1)を入れ、中火で熱します。
合い挽き肉(100g)を加え、木べらなどでほぐしながら炒めます。
肉の赤い部分がなくなり、全体にしっかり火が通るまで加熱してください。
ひき肉が入ることで、野菜だけのスープよりもしっかり食べごたえが出ます。
合い挽き肉から出るうま味も、このスープの大切な土台になります。
生肉を扱った箸や器具は、そのまま盛り付けなどに使わず、きれいに洗ってください。
5) 🧂 5. 玉ねぎと塩を加えて炒める
肉の色が変わったら、玉ねぎと塩(小さじ1/4)を加えます。
中火のまま、玉ねぎがしんなりするまで炒めます。
炒めていくと、玉ねぎの辛みがやわらぎ、自然な甘みが感じられるようになります。
ひき肉の香りと玉ねぎの甘い香りが合わさってくると、このあたりからすでにおいしそうです。
6) 🥬 6. トマトとキャベツを加える
玉ねぎがしんなりしたら、トマトとキャベツを加えます。
最初はキャベツが鍋いっぱいに見えるかもしれませんが、煮込むとやわらかくなってかさが減ります。
キャベツ、トマト、玉ねぎ、ひき肉。
材料はとてもシンプルですが、それぞれの味が少しずつスープへ溶け出していきます。
7) 🍲 7. 水・コンソメ・ケチャップを加える
水(2カップ・400ml)、コンソメスープの素(小さじ2)、トマトケチャップ(大さじ1と1/2)を加えます。
全体を軽く混ぜながら、中火で煮立たせます。
生のトマトだけではなくケチャップも使うことで、酸味に甘みとコクが加わり、家庭的で食べやすい味になります。
だんだんキャベツが赤いスープに染まっていく様子を見ていると、私はついつい眺めてしまいます。
白っぽかったキャベツが少しずつトマト色になって、
「ちゃんとスープになってきたな」
と感じる瞬間です。
8) 🔥 8. ふたをして4〜5分煮る
スープが煮立ったらふたをし、弱めの中火にします。
ときどき全体を混ぜながら、4〜5分煮込みます。
キャベツがやわらかくなり、トマトがスープになじんだらひとつの目安です。
ふたを開けると、トマトと野菜、お肉の香りがふわっと広がります。
この瞬間が、スープを作っていて一番好きかもしれません。
鍋の中を見ているだけで、少し心まで温まってくるような感じがします。
9) 🧂 9. 塩、こしょうで味を調える
最後に味見をし、塩、こしょう(適量)で味を調えます。
コンソメやケチャップ、ひき肉からも塩気が出るため、必ず味見をしてから加えるのがおすすめです。
キャベツがやわらかくなり、スープに野菜とお肉の味がなじんでいれば完成です。
10) 🍽️ 10. 器にたっぷり盛り付ける
器に、具材とスープをバランスよく盛り付けます。
やわらかなキャベツ。
ひき肉。
トマトの赤いスープ。
材料だけを見るとロールキャベツに近いのですが、包んでいないのでどこから食べても具材が出てきます。
気楽だけれど、どこかほっとする。
そんなスープです。

💡おいしく作るポイント
- ✅ キャベツの量は好みで調整する
具だくさんにしたい場合は1/4個、スープとのバランスを取りたい場合は1/8個程度から調整できます。 - ✅ ひき肉は最初にしっかり炒める
肉の色が完全に変わるまで火を通してから、玉ねぎを加えます。 - ✅ 玉ねぎをしんなりするまで炒める
少し時間をかけて炒めることで、玉ねぎの甘みがスープになじみやすくなります。 - ✅ 生トマトとケチャップを両方使う
生トマトのフレッシュな風味と、ケチャップの甘みやコクを一緒に楽しめます。 - ✅ キャベツは煮込みすぎなくてもOK
4〜5分ほどを目安に、好みのやわらかさになったところで仕上げます。 - ✅ 仕上げの塩は味見してから
コンソメやケチャップにも塩気があるため、最後に味を見て調整してください。
✨アレンジするなら?
- チーズを加える: 仕上げに粉チーズやピザ用チーズをのせると、コクが増してより濃厚な味わいになります。
- ミックスビーンズを加える: 豆の食感とボリュームが加わり、さらに具だくさんになります。
- ショートパスタを加える: マカロニなどを入れれば、スープだけでも満足感のある一皿になります。
- きのこを加える: しめじやエリンギを加えると、秋らしさも少し先取りできます。
- 黒こしょうを多めに振る: トマトの甘酸っぱさが引き締まり、大人っぽい味わいになります。
🌙夏から秋へ。少しずつ温かい料理に戻っていく
出来上がったスープをひと口飲むと、まずトマトのやさしい酸味。
そのあとに玉ねぎやキャベツの甘み、ひき肉のうま味が広がります。
キャベツはやわらかく、トマトスープを吸ってじゅわっとしています。
ロールキャベツのような安心する味なのに、包む作業はありません。
そこが、この料理の好きなところです。
忙しい日に、
「今日はロールキャベツを作ろう」
と思うと少し覚悟が必要ですが、
「キャベツとひき肉を鍋に入れてスープにしよう」
なら、だいぶ気持ちが軽くなります。
料理は手間をかけることだけが愛情ではなく、無理なく作って、温かいものを食べることも十分に大切なことだと思います。
まだ外は暑いのに、温かいスープがおいしく感じられると、
「もうすぐ秋なんだな」
と思います。
私は秋が大好きなので、そんなことを考えるだけでちょっと嬉しくなります。
夏から秋へ。
冷たい料理から、少しずつ温かい料理へ。
季節の変わり目の夕食に、皆さんも巻かないロールキャベツ風の「キャベツとひき肉のトマトスープ」を作ってみませんか?


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