こんにちは。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。「月の皿」です🌙
9月に入りました。
まだ暑さは残っているけれど、朝晩にはふっと涼しい風が混ざる日もあって、少しずつ秋の気配を感じます。
私は秋が好きなのですが、今年の夏を振り返ってみると、
「あれ、夏らしいことをあまりしていないんじゃないか」
という気持ちになりました。
このままでは、なんとなく秋へ進めない。
そこで今回は、夏らしい真っ赤なミニトマトの力を借りて、「ハニーマリネ」と「じゃこしそマリネ」の2種類を作ります。
ひとつは、はちみつのやさしい甘さを楽しむデザート寄り。
もうひとつは、カリカリのじゃこと青じそを合わせた、旨しょっぱいおかず寄り。
同じミニトマトから生まれる、まったく違う2つの味を楽しみます。
🍅ミニトマトを2袋。少し気合いを入れすぎました
「今年の夏をもう少し味わっておきたい」
そう思った私は、ミニトマトを2袋買ってきました。
なかなかの量です。
ヘタを取って、洗って、水気をひとつずつ拭いていると、いつの間にかキッチンが食品工場のラインのようになっていました。
動画でも、
「工場のラインみたいになってましたね」
と言った直後、
「ちょっと今の発言は情緒がなかったですね」
と自分で反省しています。
せっかく夏を惜しむために料理をしているのに、急に大量生産の気分になってはいけません。
そんなことを考えながら眺めるミニトマトは、小さくて、赤くて、つやつや。
まるで宝石のようです。
しかも角がなくて、ころんと丸い。
丸って平和でいいですよね。
完全に感覚の話ですが、私はそんなミニトマトの形も好きです。
☕私の「小さな幸せ」は、狭いベランダにある
2026年の夏もいろいろありました。
だからこそ最近は、生活の中にある小さな幸せを大事にしたいと思っています。
私にとって、そのひとつが料理。
そしてもうひとつが、ベランダです。
少し涼しい時間に、決して広くはないベランダへキャンプ用の椅子と机を出します。
そこに温かいコーヒーを置いて、本を読んだり、パソコン作業をしたりする。
場所は家なのに、ほんの少しだけ日常から離れたような気分になります。
私は、こういう「生活の中にちょっと非日常を入れること」が好きです。
今回のマリネも、そんな小さな幸せのひとつ。
季節が変わってしまう前に、真っ赤なトマトをたっぷり味わって、夏をきちんと見送ることにします。
🍅昔は苦手だった「どっちつかず」が、今は好き
実は昔、私はトマトが少し苦手でした。
野菜なのに甘みがある。
かといって、フルーツという感じでもない。
なんとなく「どっちつかず」な存在に思えていたんです。
でも今は、そのどっちつかずなところこそ、トマトの面白さなのかもしれないと思っています。
はちみつと合わせれば、デザートのようになる。
じゃこやしょうゆと合わせれば、ご飯に合うおかずになる。
今回の2種類のマリネは、そんなトマトの振り幅を楽しむ料理です。
📝【レシピ】ミニトマトのマリネ2種
分量:各2人分
調理道具に困ったらこちらの記事をどうぞ。

🍯ミニトマトのハニーマリネ
甘酸っぱいミニトマトにはちみつを合わせた、シンプルなマリネです。
しっかり冷やすと、よりデザートのような感覚で楽しめます。
🛒材料(2人分)
- ミニトマト:15個程度
- はちみつ:大さじ2
- 酢:大さじ1
👩🍳作り方

1) 💧 ミニトマトを洗って水気を取る
ミニトマト(15個程度)はヘタを取り、きれいに洗います。
キッチンペーパーなどを使って、水気をしっかり拭き取ります。
水分が多く残っているとマリネ液が薄まりやすいため、ここは丁寧に。
大量に作ると少し工場感が出てきますが、情緒を忘れず進めましょう。
2) 🔪 ミニトマトに切り込みを入れる
ミニトマトの上側に、包丁で浅く切り込みを入れます。
切り込みを作ることで、マリネ液がなじみやすくなります。
ころんと丸いトマトを並べていると、やっぱり思います。
丸って平和でいいですね。
3) 🥣 マリネ液を作る
ボウルに酢(大さじ1)とはちみつ(大さじ2)を入れ、よく混ぜ合わせます。
はちみつがなじむまで、しっかり混ぜておきます。
4) 🍯 ミニトマトを絡める
マリネ液へミニトマトを加え、全体にやさしく絡めます。
はちみつと酢をまとったトマトは、さらに艶が増してきます。
動画では、この様子を見て少しテンションが上がりすぎ、
「この艶っぽさ、生めかしい感じ……」
と口走ったあと、
「ちょっと気持ち悪くなっちゃいましたね」
と自分でツッコんでいました。
それくらい、つやつやで綺麗です。
5) 🧊 冷蔵庫で3時間ほど冷やす
冷蔵庫へ入れ、3時間ほど置いて味をなじませます。
しっかり冷えると、はちみつの甘さとトマトの酸味がまとまり、よりデザート感のある仕上がりになります。
🐟ミニトマトのじゃこしそマリネ
こちらは、ちりめんじゃこの旨みと青じその爽やかな香りを合わせた、和風のおかず寄りのマリネ。
オリーブオイルを使うことで、和風の材料の中に少し洋風の雰囲気も加わります。
トマトに含まれるリコピンは脂溶性の成分として知られているため、油を使った料理とも相性のよい食材です。
🛒材料(2人分)
具材
- ミニトマト:15個程度
- ちりめんじゃこ:15g
- 青じそ:5枚
炒める
- オリーブオイル:大さじ2
マリネ液
- しょうゆ:大さじ1
- 酢:大さじ1/2
- 砂糖:小さじ1/2
👩🍳作り方
1) 💧 ミニトマトの下ごしらえをする
ミニトマト(15個程度)はヘタを取り、洗って水気をしっかり拭き取ります。
ハニーマリネと同じように、余分な水分を残さないのがポイントです。
2) 🍳 じゃこをカリカリに炒める
フライパンにオリーブオイル(大さじ2)を入れて中火で熱し、ちりめんじゃこ(15g)を加えます。
焦げないよう様子を見ながら、カリカリになるまで炒めます。
オリーブオイルの中でじゃこが泳いでいるような姿も楽しいのですが、何よりすごいのが香り。
魚の香ばしい匂いがキッチンいっぱいに広がります。
動画では、
「猫が集まってきそうな匂い」
と言っていました。
猫がいたら、これはたまらないでしょうね。
カリカリになったら火を止め、そのまま冷ましておきます。
3) 🌿 青じそを粗みじん切りにする
青じそ(5枚)は粗みじん切りにします。
包丁を入れた瞬間に広がる、あの爽やかな香り。
トマトと合わないわけがありません。
4) 🥣 マリネ液を混ぜる
別のボウルにしょうゆ(大さじ1)、酢(大さじ1/2)、砂糖(小さじ1/2)を入れ、砂糖がなじむまでよく混ぜます。
しょうゆのコクに、お酢の酸味。
ここへ青じそとじゃこの香りが加わります。
5) ✨ 全体を和える
ボウルへミニトマト、冷ましたじゃこ、青じそ、マリネ液を加えます。
トマトをつぶさないよう、全体をやさしく和えます。
作ってすぐでも食べられますが、少し置いて味をなじませてもおいしくいただけます。

💡おいしく作るポイント
- ✅ ミニトマトの水気をしっかり拭く
水分が多く残っているとマリネ液が薄まりやすくなります。洗ったあとは丁寧に水気を取ります。 - ✅ ハニーマリネには切り込みを入れる
皮に浅く切り込みを入れておくことで、マリネ液がなじみやすくなります。 - ✅ はちみつと酢は先によく混ぜる
はちみつは粘度があるため、トマトを入れる前に酢としっかり混ぜておくと、味が均一になりやすくなります。 - ✅ ハニーマリネはしっかり冷やす
3時間ほど冷やすことで味がなじみ、ひんやりとしたデザート感も楽しめます。 - ✅ じゃこはカリカリになるまで炒める
香ばしさと食感がアクセントになります。焦げやすくなるため、色づいてきたら火加減を見ながら炒めてください。 - ✅ 炒めたじゃこは冷ましてから合わせる
熱いままトマトや青じそと合わせると、青じその香りやトマトの食感が変わりやすくなります。 - ✅ じゃこしそマリネはやさしく和える
ミニトマトをつぶさないよう、ボウルの底から返すように混ぜると綺麗に仕上がります。
✨アレンジするなら?
🍜そうめんにかける
じゃこしそマリネを少し細かく刻み、冷たいそうめんへかけるのもおすすめです。
トマトの酸味、青じその香り、じゃこの旨みが加わり、さっぱりと食べられます。
🧀ハニーマリネにチーズを添える
クリームチーズやモッツァレラなどを添えると、はちみつの甘さに乳製品のコクが加わります。
🌿青じそを多めにする
香りをしっかり楽しみたい方は、青じそを少し増やしても。
爽やかな風味がより際立ちます。
🍞パンと一緒に楽しむ
じゃこしそマリネは、トーストしたパンにのせても楽しめます。
和風と洋風が混ざった味わいになります。
🌙夏を惜しみながら、少しずつ秋へ
完成した2種類のマリネを並べると、赤くつやつやしたミニトマトだけで、食卓がぱっと明るくなります。
ハニーマリネは、はちみつのやさしい甘さとトマトの酸味。
しっかり冷やしたトマトは、どこかデザートのようです。
じゃこしそマリネは、じゃこの旨みと香ばしさに、青じその爽やかな香り。
しょうゆとお酢も加わって、こちらはしっかり「おかず」の顔をしています。
昔はトマトの「どっちつかず」が苦手だったのに、今ではその曖昧さが好きになりました。
甘くしてもいい。
しょっぱくしてもいい。
同じミニトマトなのに、味付けひとつで違う表情を見せてくれる。
そんな小さな変化が、食卓を楽しくしてくれます。
夏が終わるのは少し寂しいけれど、秋がやってくるのも楽しみです。
暑さは残っているのに、ふと吹く風だけが少し涼しい。
この季節の変わり目の、なんとも言えない空気感が私は好きです。
ベランダで飲むコーヒーも、料理をする時間も、つやつやしたミニトマトを眺めることも。
大きな出来事ではありません。
でも、そんな小さな幸せをひとつずつ見つけながら、今年の夏を見送っていこうと思います。
夏の名残をもう少し味わいたくなった日に、2つのミニトマトマリネを食卓に並べてみてはいかがでしょうか。


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