こんにちは。日々の献立を提案している「月の皿」です🌙
毎日、35度を超えるような暑い日が続いていますね。
これからもこんな日が続くのかと思うと、少し気が重くなります。暑さで食欲が落ちたり、キッチンに立つだけで疲れてしまったりする方も多いのではないでしょうか。
今日は、そんな夏の日にも食べやすい、豚肉とみょうがの梅だれ炒めをご紹介します。
豚こま切れ肉を、梅干し・しょうゆ・みりん・酒を合わせた甘酸っぱい梅だれで炒め、仕上げにみょうがを加えます。
梅の酸味とみょうがの爽やかな香りで、しっかりした豚肉のおかずも重たくなりすぎません。白いごはんによく合い、短時間で作れる夏の簡単主菜です。
🌞夏のキッチンで「そうめんでいいよ」は少し危険
夏といえば、冷たいそうめん。
つるっと食べられて、見た目にも涼しげです。でも、食べる前にはお湯を沸かして、そうめんをゆでて、冷水でしっかり洗う作業が待っています。
暑いキッチンで大きな鍋に火をかけるのは、思っている以上に大変です。
そんなとき、家族から何気なく「今日は簡単にそうめんでいいよ」と言われたら、少しだけ心がざわつきます。
「簡単に」という言葉と、作る側が感じる暑さや手間には、少し距離があるのかもしれません。
夏の暑さには負けたくないけれど、心まで熱くなりすぎないようにしたい。気持ちはクールに保ちながら、家族の絆は温かく。
そんな少し漫談のようなことを考えながら、キッチンに立つ時間を短くして、しっかりごはんに合う料理を作りたいと思いました。
そこで生まれたのが、この豚肉とみょうがの梅だれ炒めです。
🥢豚こま肉を見ると、全部ほぐしたくなる
今回使うのは、手頃な価格で使いやすい豚こま切れ肉です。
炒め物や煮物など、毎日の献立に使いやすい便利なお肉ですが、私には少し気になることがあります。
それは、フライパンに入れた豚こま肉が、ところどころ固まってしまうことです。
「このままで中まで火が通るかな」
「たれが全体に絡まないかもしれない」
そう思うと、菜箸で一本一本きれいにほぐしたくなってしまいます。
本当は、ある程度ほぐれていれば十分おいしく仕上がるはずです。それでも、気になり始めると止められない。料理をしていると、自分の性格がよく見える瞬間があります。
今回は豚肉に片栗粉を薄くまぶし、広げながら焼くことで、ほぐれやすく、やわらかく仕上げます。
🛒材料(2人分)
具材
- 豚こま切れ肉:200g
- みょうが:2個
豚肉の下味
- 塩:少々
- こしょう:少々
- 片栗粉:小さじ1
梅だれ
- 梅干し:2個
- みりん:大さじ1
- しょうゆ:大さじ1
- 酒:大さじ1
炒める
- ごま油:大さじ1
お好みで
- 大葉:適量
👩🍳作り方

調理道具に困ったらこちらの記事をどうぞ。

1) 豚肉に下味をつける
- 豚こま切れ肉(200g)は、大きなかたまりがあれば、食べやすい大きさにほぐします。
- ボウルに豚こま切れ肉(200g)を入れ、塩(少々)、こしょう(少々)を加えます。
- 全体を軽く混ぜたら、片栗粉(小さじ1)を加え、粉っぽさがなくなるまでなじませます。
片栗粉を薄くまぶすことで、豚肉の水分を保ちやすくなり、梅だれも絡みやすくなります。
豚こま肉を完全に一枚ずつ分けようとすると時間がかかるので、大きなかたまりだけをほぐせば十分です。
そう自分に言い聞かせながらも、私はつい細かく確認してしまいます。
2) みょうがを薄切りにする
- みょうが(2個)は縦半分に切ります。
- 切り口を下にして置き、斜め薄切りにします。
- 切ったみょうが(2個分)は、軽くほぐしておきます。
みょうがは加熱しすぎると香りと食感が弱くなるため、最後に加えて短時間で仕上げます。
包丁を入れた瞬間に広がる、みょうがの爽やかな香り。この香りを感じると、少しだけ暑さがやわらぐような気がします。
3) 梅干しをたたく
- 梅干し(2個)は種を取り除きます。
- 包丁で細かくたたき、ペースト状にします。
梅干しは種類によって塩分や酸味が異なります。塩気の強い梅干しを使う場合は、しょうゆの量を少し控えても大丈夫です。
赤い梅肉を細かくたたいていると、見た目からも酸っぱさが伝わってきます。
暑い日に梅干しを見ると、口の中がきゅっとして、それだけで少し食欲が戻るように感じます。
4) 梅だれを混ぜる
- ボウルに、たたいた梅干し(2個分)、みりん(大さじ1)、しょうゆ(大さじ1)、酒(大さじ1)を入れます。
- 梅肉が全体になじむまで、よく混ぜます。
梅干しの酸味が苦手な方も、みりんの甘みを加えることで、まろやかで食べやすい味になります。
梅の酸味、しょうゆの香ばしさ、みりんの甘み。まだ火にかける前ですが、この時点ですでにごはんに合いそうな香りです。
※みりんや酒のアルコール分が気になる場合は、たれを加えたあとにしっかり加熱してください。
5) 豚肉を広げながら焼く
- フライパンにごま油(大さじ1)を入れ、中火で熱します。
- 下味をつけた豚こま切れ肉(200g)を、なるべく重ならないように広げて入れます。
- 最初の1分ほどはあまり動かさず、豚肉に焼き色をつけます。
- 焼き色がついてきたら、菜箸で大きなかたまりをほぐしながら、全体を炒めます。
- 合計3分ほどを目安に、豚肉の色がほぼ変わるまで火を通します。
豚肉を入れた瞬間から、私は例の「全部きれいにほぐしたい」という衝動と戦います。
けれど、触りすぎると焼き色がつきにくくなるため、最初は少し待つのがポイントです。料理にも、手を出さずに見守る時間が必要なのだと思います。
6) 梅だれを加える
- 豚こま切れ肉(200g)に焼き色がつき、全体の色が変わったら、混ぜておいた梅だれを加えます。
- 中火のまま、豚肉全体にたれを絡めます。
- 1分ほど炒め煮にし、たれの水分を軽く飛ばします。
しょうゆ、梅干し、みりん、酒が合わさった香りがフライパンから立ち上がると、「これは絶対にごはんに合う」と確信します。
たれに少しとろみがつき、豚肉につやが出てきたら、仕上げの合図です。
7) みょうがを加えて短時間で仕上げる
- フライパンに、薄切りにしたみょうが(2個分)を加えます。
- 全体をさっと混ぜ、30秒ほど炒めます。
みょうがは完全に火を通すのではなく、少しシャキッとした食感が残るくらいで火を止めます。
最後に加えることで、みょうがの爽やかな香りがしっかり残ります。
梅だれの赤みと、みょうがの淡い色が重なると、見た目にも夏らしい一皿になります。
8) 器に盛り付ける
- 豚肉とみょうがの梅だれ炒めを器に盛ります。
- お好みで、大葉(適量)を細切りにして散らします。
大葉を加えると香りがさらに爽やかになり、暑い日にも食べやすくなります。
たれが絡んだ豚肉を白いごはんにのせると、梅の酸味としょうゆの香りが広がり、自然と箸が進みます。

💡おいしく作るポイント
- 豚肉に片栗粉を薄くまぶすと、やわらかく仕上がり、たれも絡みやすくなります。
- 豚肉は最初から混ぜすぎず、少し焼き色をつけてからほぐします。
- 梅干しの塩分に合わせて、しょうゆの量を調整してください。
- 梅だれは1分ほど煮詰め、豚肉にしっかり絡ませます。
- みょうがは最後に加え、30秒ほどでさっと仕上げます。
- 豚肉に赤い部分が残らないよう、中心までしっかり火を通してください。
✨アレンジするなら?
- 大葉をプラス:細切りにして散らすと、爽やかな香りが増します。
- 玉ねぎをプラス:薄切りにして豚肉と炒めると、甘みと食べごたえが加わります。
- なすをプラス:豚肉と梅だれの旨みを吸い、夏らしい主菜になります。
- きのこをプラス:しめじやえのきを加えると、かさ増しできて食感も楽しめます。
- 冷たいそうめんにのせる:少し濃いめに仕上げれば、そうめんの具としても楽しめます。
🌙暑い日こそ、香りのよいごはんを
夏のキッチンは、料理を始める前から少し気合いが必要です。
火を使えば暑くなり、作り終わる頃には汗だく。食欲が落ちていると、「ここまでして作る意味があるのかな」と思う日もあります。
でも、フライパンから梅だれの香りが立ち上がり、最後にみょうがを加えた瞬間、少し気持ちが変わります。
「早くごはんと一緒に食べたい」
そう思える香りや彩りがあると、料理をしている途中から、少しずつ元気になれる気がします。
豚肉の旨み、梅の酸味、みょうがの爽やかな香り。
しっかりした主菜なのに重たくなりすぎず、暑い日にも食べやすい一皿です。
外で汗をかいて頑張った日は、おいしいものを食べて、お風呂に入って、ゆっくり体を休める。
皆さんも、豚肉とみょうがの梅だれ炒めで、暑い夏の食卓をおいしく整えてみませんか?


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