なんだか体が重いな、疲れが抜けないな……。そんな風に感じる日ってありませんか?
最近の私はまさにそんな日で、スマートフォンの歩数計を見たら驚きの数字が飛び込んできました。なんと、1日の歩数がたったの「77歩」!
毎日パソコン作業ばかりで、さすがに「運動しなきゃ!」と焦ってしまいましたね。
加えて、この記事を書いているのは5月下旬だというのに30度を超える日もちらほら。この暑さと運動不足が重なって、心も体もなんだかどんより……。そんなモヤモヤから抜け出したくて、あるスープを作りました。
それが今回ご紹介する、心と体にそっと寄り添ってくれる「大麦と鶏の薬膳風スープ」です。
「薬膳」と聞くと難しそう、特別な食材が必要そう、なんて思われがちですよね。
でも実は、中国の伝統医学に基づき、季節や自分の体質に合わせて食材を組み合わせる、とっても身近な食事のことなんですよ。
今回は、私が昔から大好きな「大麦」を使いました。
大麦は胃腸を整えたり、余分な水分をさばいてくれたりする優れもの。さらに白米の17〜20倍もの食物繊維も含まれているから、腸内環境を整えたい方にもぴったりなんです。
本当は梅雨の湿気に備えて余分な水分を排出してくれる「鳩麦(ハトムギ)」を使いたかったのですが、近くのスーパーになかったので、手に入りやすい大麦で代用しています。
疲れた体を労わるこの一杯で、ぜひ「自分」を癒やしてあげてくださいね。
🗒 材料(2人分)
- 大麦: 50g
- 鶏もも肉: 200g
- 長ねぎ: 1本
- 生姜: 1かけ
- 水: 4カップ (800ml)
- 酒: 大さじ1
- 塩: 小さじ1
- こしょう: 少々
- ごま油: 小さじ1/2
🔍 作り方

調理器具に困っていたらこちらの記事をどうぞ。

1) 下準備
- 大麦は30分ほど水につけておきます。(50g)
- 鶏もも肉は一口大に切ります。(200g)
- 長ねぎは青い部分(5cm幅)と白い部分(2cm幅の斜め切り)に分け、生姜は薄切りにします。(長ねぎ1本、生姜1かけ)
👉 大麦を水につけることで、早く火が通り、ふっくら仕上がります。鶏肉は均一に火が通るように、だいたい同じくらいの大きさに切るのがポイントです。
2) 鶏肉のアク取り
- 鍋に切った鶏もも肉と、鶏肉が被るくらいの水を入れ、火にかけます。(水 適量)
- 沸騰したらすぐに火を止め、お湯を捨てて流水でサッと洗います。
👉 ここが「澄んだスープ」を作る大事なひと手間!この下処理をすることで、鶏肉の臭みが抑えられ、旨味だけをぎゅっと閉じ込めた、透き通ったスープになりますよ。洗いすぎると旨味が逃げてしまうので、サッとが鉄則です。
3) 煮込む
- 鍋に水、水気を切った大麦、下処理した鶏もも肉、薄切り生姜、長ねぎの青い部分、酒を入れます。(水4カップ、大麦50g、鶏もも肉200g、生姜1かけ、長ねぎ青い部分、酒大さじ1)
- 沸騰直前に浮いてくるアクを丁寧に取り除きます。
- ねぎの白い部分を加えて蓋をし、弱火〜中火で25分ほど煮込みます。(長ねぎ白い部分)
👉 煮込み始めると、だんだん大麦がスープの旨味を吸ってふっくらしてくるのが分かります。この時間、なんだか心まで整っていくような気がするんですよね。「美味しいスープになあれ」なんて思いながら、コトコト煮込む時間もまた、癒やしです。
4) 仕上げ
- 鶏肉の旨味が溶け出し、大麦がふっくらしたら、塩、こしょう、ごま油で味を整えます。(塩小さじ1、こしょう少々、ごま油小さじ1/2)

✨ 大麦と鶏の薬膳風スープのコツ・ポイント
✅ ポイント:
このスープの一番の美味しさの秘訣は、鶏肉の下処理にあります。
鍋でサッと茹でこぼし、流水で洗うことで、余分なアクや臭みが取り除かれ、鶏肉本来の旨味が凝縮された澄んだスープに仕上がります。
このひと手間が、お店のような本格的な味わいを生み出すんです。
✅ 大麦の下準備:
大麦は、事前に30分水につけておくことで、調理時間が短縮され、ふっくらとした食感になります。
また、煮込みすぎるとベタついてしまうことがあるので、25分を目安に、大麦が程よい食感になるよう調整してくださいね。
✅ 風味豊かな薬膳効果:
生姜と長ねぎは、体を温め、巡りを良くしてくれる食材です。
特に、生姜は薄切りにすることで香りがスープ全体に行き渡り、風味豊かに仕上がります。
優しい香りに包まれながら、心身ともにホッと一息ついてくださいね。
✅ 飽きないアレンジ案
- きのこをプラス: しめじや舞茸、えのきなど、お好みのきのこを加えて食物繊維アップ! 味にも深みが出ますよ。
- 野菜たっぷり薬膳スープ: 人参や大根、春菊などを加えても美味しいです。冷蔵庫にある残り野菜を美味しく消費しちゃいましょう。
- 中華麺やご飯を投入: 食べ応えが欲しい日は、スープが残った鍋に中華麺やご飯を入れて、〆の一品に! 鶏の旨味が染み込んだ絶品雑炊やラーメンが楽しめます。
- 薬膳スパイスを加えて: クコの実や棗(なつめ)を少し加えると、より本格的な薬膳スープに。体の中からじんわり温まります。
📝 最後に|体の中から優しく整う癒やし時間
出来上がったスープを一口飲むと、生姜の香りと長ねぎの甘み、そして鶏肉の出汁が、じんわりと体に染み渡るんです。
出汁の素を使わなくても、素材の力だけでこんなにしっかり美味しいなんて、なんだか感動しませんか?
煮込む前は透明だったスープが、次第に白く濁って旨味が溶け出していく様子を見ていると、本当に心まで整っていくような気がします。
私が「優しい空気や雰囲気に囲まれて暮らしたい」という理想を持っているのですが、このスープは、まさにその理想をそのまま形にしたような、優しく寄り添ってくれる一杯だと感じています。
「最近ちょっと疲れたな」「なんだか心が落ち着かないな」と感じる方は、ぜひこのスープを作って、心も体もポカポカに温めてくださいね。
きっと、優しい気持ちになれるはず。


コメント