こんにちは。日々の献立を提案している「月の皿」です🌙
今年も厳しい夏がやってくると思うと、今のうちから、さっぱり食べられる料理のレパートリーを増やしておきたくなりますね。
今日は、食欲が落ちやすい暑い日にも食べやすい、オクラと長芋の梅かつお和えをご紹介します。
オクラのネバネバ感と、長芋のシャキッとした歯ごたえ。そこに梅干しの酸味とかつお節の旨みを合わせた、夏の献立にぴったりの副菜です。
オクラを短時間ゆでたら、あとは切って和えるだけ。料理初心者の方でも作りやすく、「食卓にあと一品ほしい」というときにも活躍してくれます。
🌟切ると小さな星が現れる、夏のオクラ
突然ですが、皆さんは「オクラ」を漢字で書けますか?
カタカナで見かけることが多いオクラですが、漢字では「秋葵」と書くことがあります。
私は「オクラ」と聞くと、どうしても吉本新喜劇のMr.オクレさんを思い出してしまいます。オクラよりもオクレさんの方が、先に頭に浮かぶくらいです。
オクラは、切った断面が蓮根にも似ていることから、「陸蓮根(おかれんこん)」と呼ばれることもあるそうです。
輪切りにすると現れるのは、蓮根のような穴のある形でもあり、小さな星のような形でもあります。
ちょうど七夕や天の川を思い浮かべる季節でもあり、「夏の星から生まれた野菜なのかな」と、少しロマンチックなことを考えてしまいます。
それでは、ネバネバとシャキシャキの食感が楽しい、梅かつお和えを作っていきます。
📝【レシピ】オクラと長芋の梅かつお和え
🛒材料(2人分)
具材
- オクラ:8本程度
- 長芋:150g
- 梅干し:2〜3個
- かつお節:3g
オクラの下処理
- 塩:小さじ1/2
梅だれ
- しょうゆ:小さじ1
- みりん:小さじ1
仕上げ
- かつお節:お好みで適量
👩🍳作り方

調理道具に困ったらこちらの記事をどうぞ。

1) オクラのヘタとガクを整える
オクラ(8本程度)は、水でよく洗います。
ヘタの先端を少しだけ切り落とし、ヘタのまわりにあるかたいガクの部分を、包丁でぐるりと薄くむき取ります。
ヘタをすべて切り落とすと、ゆでたときに中へ水が入りやすくなるため、先端だけを切るのがポイントです。
オクラを一本ずつ整える作業は、少し細かく感じるかもしれません。けれど、このひと手間で、見た目も口当たりもきれいに仕上がります。
2) 「板ずりDJ」で産毛を取る
まな板の上にオクラ(8本程度)を並べ、塩(小さじ1/2)をふります。
手のひらで軽く押さえながら、前後にゴロゴロと転がします。
板ずりをすることで、表面の細かな産毛が取れ、食べたときの口当たりがよくなります。ゆでたあとの緑色も、きれいに仕上がりやすくなります。
私はこの工程を、勝手に「板ずりDJ」と呼んでいます。
オクラを左右に動かす姿が、少しだけレコードを回しているように見えるからです。ザラザラとした手触りも心地よく、下ごしらえの中でも好きな作業のひとつです。
板ずり後にまな板へ残った塩は、ゆで湯に加えて使えます。
※手に傷や荒れがある場合は塩がしみることがあるため、調理用手袋やポリ袋を使うと安心です。
3) 長芋を棒状に切る
長芋(150g)は皮をむきます。
長さ4〜5cm、太さ1cm程度の棒状に切ります。
長芋は滑りやすいため、キッチンペーパーで持ちながら皮をむくと安定します。手がかゆくなりやすい方は、調理用手袋を使うのがおすすめです。
包丁を入れたときの、サクッとした手応えが長芋の気持ちよいところです。
すりおろした長芋のとろりとした食感もおいしいですが、今回は棒状に切り、シャキッとした歯ごたえを残します。
4) オクラを約1分ゆでる
鍋にたっぷりの湯を沸かします。
板ずりしたオクラ(8本程度)を入れ、中火で約1分ゆでます。
太めのオクラを使う場合は、1分30秒ほどを目安にしてください。ゆですぎるとやわらかくなりすぎるため、鮮やかな緑色になったら取り出します。
ゆで上がったオクラ(8本程度)は、すぐに冷水へ取ります。
菜箸でつるつる滑るオクラを追いかけていると、夏祭りの金魚すくいをしているような気分になります。
少しつかみにくいところまで含めて、夏らしい調理時間です。
5) 梅だれを作る
梅干し(2〜3個)は種を取り除きます。
包丁で細かくたたき、ペースト状にします。
ボウルに、たたいた梅干し(2〜3個分)、しょうゆ(小さじ1)、みりん(小さじ1)を入れ、よく混ぜます。
梅干しは種類によって、塩分や酸味が大きく異なります。まずは2個で作り、味を見てから追加すると安心です。
梅の酸っぱい香りが立つと、暑さでぼんやりしていた気持ちまで、少しシャキッとするように感じます。
※みりんのアルコール分が気になる場合は、耐熱容器に入れて電子レンジで短時間加熱し、冷ましてから使ってください。
6) オクラを小口切りにする
冷水に取ったオクラ(8本程度)は、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。
5mm〜1cm幅の小口切りにします。
水気が残っていると梅だれが薄まりやすいため、表面を丁寧に拭いてから切るのがおいしく作るポイントです。
切るたびに現れる星形の断面は、何度見てもかわいらしいものです。
鮮やかな緑色の小さな星がまな板の上に並ぶと、いつもの副菜作りが少し特別な時間になります。
7) オクラ、長芋、梅だれを和える
梅だれの入ったボウルに、切ったオクラ(8本分)、長芋(150g)、かつお節(3g)を加えます。
長芋の形を崩さないように、全体をさっくりと和えます。
オクラの粘りによって、梅だれとかつお節が長芋によく絡みます。
混ぜすぎると長芋から水分が出やすくなるため、全体に味が行き渡ったら十分です。
ネバネバのオクラと、シャキッとした長芋。異なる食感が、ひとつのボウルの中で自然になじんでいきます。
8) 追いかつお節で仕上げる
オクラと長芋の梅かつお和えを器に盛ります。
仕上げに、かつお節(お好みで適量)をふんわりとのせたら完成です。
梅干しの赤、オクラの緑、長芋の白が並び、見た目にも涼しげな一皿に仕上がります。
食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておくと、暑い日にもさらに食べやすくなります。

💡おいしく作るポイント
- オクラは板ずりをすると、産毛が取れて口当たりがよくなります。
- オクラは約1分を目安にゆで、食感と鮮やかな色を残します。
- ゆでたオクラの水気は、キッチンペーパーでしっかり拭き取ります。
- 長芋は1cm程度の棒状にすると、シャキッとした食感を楽しめます。
- 梅干しの塩分に合わせて、しょうゆや梅干しの量を調整してください。
- 全体は混ぜすぎず、長芋を崩さないようにさっくり和えます。
✨アレンジするなら?
- みょうがをプラス:爽やかな香りが加わり、より夏らしい副菜になります。
- 大葉をプラス:細切りにして加えると、梅との相性がさらによくなります。
- 白いりごまをプラス:香ばしさとプチッとした食感が加わります。
- 納豆をプラス:ネバネバ感が増し、ごはんにのせてもおいしく食べられます。
- わさびをプラス:梅だれに少量混ぜると、大人向けのすっきりした味になります。
🌙ネバネバのおいしさが分かるようになった日
ひと口食べると、オクラのネバネバ感と長芋のシャキッとした食感が重なります。
そこへ梅干しの酸味とかつお節の旨みが加わり、思わず「うま……」と声が出てしまうような味です。
子どもの頃は、ネバネバした食べ物の魅力があまり分かりませんでした。
でも大人になった今は、この食感とさっぱりした味わいが、暑い日にちょうどよく感じます。
昔は苦手だった味や食感を、おいしいと思えるようになる。
それも、大人になる楽しみのひとつなのかもしれません。
オクラの小さな星を眺めながら、長芋の歯ごたえと梅の酸味を味わう。そんな涼しげな副菜が食卓にあると、厳しい夏も少し軽やかに過ごせそうです。
皆さんも、食欲が落ちやすい日のあと一品に、オクラと長芋の梅かつお和えを作ってみませんか?


コメント