急冷式アイスコーヒーの淹れ方|夏の本格ドリップ

レシピ
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こんにちは。日々の献立を提案している「月の皿」です🌙

夏は、朝から空気の中に暑さを感じますね。

そんな朝に飲みたくなるのが、キリッと冷えた急冷式アイスコーヒーです。

急冷式とは、濃いめにドリップしたコーヒーを氷の上へ直接落とし、一気に冷やす淹れ方。香りを楽しみながら、すっきりとした味わいに仕上げられます。

今回は、コーヒー豆(20g)、氷(120g)、お湯(225g)を使い、45gずつ5回に分けて注ぎます。

料理初心者ならぬ「コーヒー初心者」の方にも分かりやすいように、蒸らし方や注ぐタイミングまで丁寧にご紹介します。

🌅朝5時半から始まる、私のコーヒー時間

私は平日も休日も、朝5時半に起きるのが日課です。

まだ外が静かなうちに起きて、少しずつ一日を始めていく。そんな朝の時間が、私にとって大切なひとときになっています。

この日は朝6時15分に、友人を迎えに行く約束がありました。

せっかく早朝から会うのだから、ドライブのお供にアイスコーヒーを持っていこう。そう思い、少し早めに豆を挽き始めました。

こんなに朝早くから一緒にコーヒーを飲んでくれる友人がいるのは、本当にありがたいことです。

自分のために淹れるコーヒーも好きですが、誰かが飲むことを考えながら淹れる一杯には、また違う楽しさがあります。

☕苦い思い出と、甘い思い出が重なる道具

コーヒーを淹れる時間は、私にとって思い出にふける時間でもあります。

前職で働いていた頃、仕事へ向かう途中にコンビニへ寄り、「つぶあん&マーガリン」のパンとコーヒーを買うのが習慣でした。

甘いパンと苦いコーヒー。

味の組み合わせは好きでしたが、当時の仕事の記憶も重なるため、今の私にとっては少しだけ「苦い思い出」です。

一方で、今使っているドリッパーには、甘い思い出があります。

今年の5月に鎌倉で出会ったもので、それ以来、ほとんど毎朝使っています。

旅先で見つけた道具が、いつの間にか日常の一部になっている。ドリッパーを手に取るたび、鎌倉を歩いた日の空気まで少し思い出します。

📝【レシピ】急冷式アイスコーヒー

🛒材料・用意するもの

材料

  • コーヒー豆:20g
  • 氷:120g
  • お湯:225g
  • 仕上げ用の氷:適量

道具

  • コーヒードリッパー
  • ペーパーフィルター
  • コーヒーサーバー
  • ドリップケトル
  • スケール
  • タイマー
  • コーヒーミル

👩‍🍳淹れ方

料理の図解

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1) コーヒー豆を挽く

コーヒー豆(20g)を、中細挽きから中挽き程度に挽きます。

今回は、氷で冷やしたときにもコーヒーの味がしっかり残るように、ホットコーヒーより少し濃いめに抽出します。

豆が粗すぎると味が薄くなりやすく、細かすぎると苦みや重さが出やすくなります。まずはグラニュー糖くらいの粒を目安にすると分かりやすいです。

豆を挽いた瞬間に広がる香りは、朝の眠気をゆっくりほどいてくれます。

今回は自家焙煎した豆を使いました。自分で焙煎した豆が、ようやく一杯のコーヒーになる瞬間には、少し特別なうれしさがあります。

2) ペーパーフィルターをリンスする

ドリッパーにペーパーフィルターをセットします。

紙の香りが気になる場合は、フィルター全体へお湯(分量外)を通してリンスします。

リンスに使ったお湯は捨ててください。ドリッパーとサーバーも温まるため、器具の温度を整えることにもつながります。

ただし今回は、サーバーへ氷を入れて急冷するため、リンス後のサーバーに残ったお湯はしっかり捨て、水気も軽く切っておきます。

3) サーバーに氷を入れる

コーヒーサーバーに氷(120g)を入れます。

その上にドリッパーをセットし、挽いたコーヒー豆(20g)をペーパーフィルターへ入れます。

ドリッパーを軽く揺すり、コーヒー粉の表面を平らにします。

表面を整えておくと、お湯が一部分だけに偏りにくくなります。

透明なサーバーの中に氷を入れると、これからアイスコーヒーを作るのだという涼しげな気分が高まります。

4) 1投目は45g注いで蒸らす

沸騰したお湯を少し落ち着かせ、90〜93℃程度のお湯(45g)を用意します。

コーヒー粉の中心から外側へ向かって、全体が湿るようにゆっくり注ぎます。

注ぎ終えたら、30秒ほど蒸らします。

勢いよく注ぐのではなく、ポタポタと粉へ染み込ませるように注ぐのがポイントです。

新鮮な豆を使うと、粉がふっくらと膨らみます。

この30秒は、急いでいる朝でも少しだけ立ち止まれる時間です。コーヒー粉が呼吸するように膨らむ様子を眺めていると、不思議と気持ちが落ち着きます。

5) 2投目の45gを注ぐ

蒸らしが終わったら、さらにお湯(45g)を注ぎます。

中心から外側へ、500円玉くらいの大きさの円を描くように注ぎます。

ペーパーフィルターへ直接お湯をかけず、コーヒー粉のある部分を中心に注いでください。

「の」の字を書くように、一定の速さでやさしく回すと、お湯が粉全体へ行き渡りやすくなります。

下へ落ちたコーヒーが氷に触れ、すぐに冷やされていく様子を見ると、夏の飲み物を作っている実感がわいてきます。

6) 3投目から5投目まで注ぐ

2投目のお湯がある程度落ちたら、15〜20秒ほどの間隔を目安に、次のお湯を注ぎます。

3投目:お湯(45g)
4投目:お湯(45g)
5投目:お湯(45g)

1投目から5投目までの合計で、お湯(225g)を使います。

毎回、中心から外側へ小さな円を描くように注ぎます。

完全にお湯が落ち切って粉の表面が乾く前に、次のお湯を重ねるのがポイントです。

コーヒーが細い線になって、砂時計のようにサーバーへ落ちていく。その様子を眺めていると、朝の忙しさを一瞬忘れてしまいます。

7) ドリッパーを外して全体を混ぜる

お湯(225g)を注ぎ終え、コーヒーが落ち切ったらドリッパーを外します。

サーバーの中をスプーンやマドラーでやさしく混ぜます。

上と下では温度や濃さに差が出ることがあるため、全体を混ぜることで味を均一にします。

氷が溶けて、濃いめに抽出したコーヒーと一体になると、キリッとしたアイスコーヒーへ変わります。

この瞬間は、朝の小さな作業がひとつ完成したようで、心が満たされます。

8) 追い氷をして仕上げる

グラスに仕上げ用の氷(適量)を入れます。

急冷したアイスコーヒーを注いだら完成です。

最初にサーバーへ入れた氷(120g)は、抽出中にある程度溶けています。そのため、飲む直前に新しい氷を加えると、冷たさをしっかり楽しめます。

私はこの仕上げを、「追い氷」と呼んでいます。

料理に追いチーズや追いごまがあるように、アイスコーヒーにも追い氷。透明な氷の間へコーヒーが流れていく様子は、何度見ても気持ちのよいものです。

料理の仕上がり

💡おいしく淹れるポイント

  • 氷で薄まることを考え、コーヒー豆(20g)を使って濃いめに抽出します。
  • コーヒー粉の表面は平らに整えてから注ぎます。
  • 1投目のお湯(45g)を注いだら、30秒しっかり蒸らします。
  • お湯は45gずつ、合計5回に分けて注ぎます。
  • ペーパーフィルターへ直接お湯をかけず、粉の上を中心に注ぎます。
  • 抽出後は全体を混ぜ、温度と濃さを均一にします。
  • 最後に追い氷をすると、冷たさを長く楽しめます。

✨アレンジするなら?

  • 牛乳をプラス:アイスカフェオレとして、まろやかな味わいを楽しめます。
  • はちみつをプラス:やさしい甘みのアイスコーヒーになります。
  • バニラアイスをプラス:デザート感のあるアフォガート風に仕上がります。
  • 炭酸水をプラス:爽快感のあるコーヒートニック風を楽しめます。
  • レモンをプラス:浅煎りの豆なら、柑橘の香りが爽やかに合います。

🌙誰かのために淹れる一杯が、朝の思い出になる

休日になると、家族や友人へコーヒーを差し入れることがあります。

自分で飲むために淹れる一杯も好きですが、誰かが喜んでくれる姿を思い浮かべながら淹れる時間には、少し違ったあたたかさがあります。

この日も、完成したアイスコーヒーを持って友人のもとへ向かいました。

まだ人通りの少ない早朝の道を走り、夏の気配を感じながら、景色のよい場所で飲む一杯。

同じコーヒーでも、誰と、どこで、どんな気持ちで飲むかによって、味わいは少しずつ変わる気がします。

前職へ向かう途中に飲んでいた、少し苦い思い出のコーヒー。

鎌倉で出会ったドリッパーで淹れる、甘い思い出のコーヒー。

そして、早朝から付き合ってくれる友人と飲む、これから思い出になっていくコーヒー。

一杯の中には、豆や水だけでなく、そのときの時間や景色も一緒に溶け込んでいるのかもしれません。

皆さんも、夏の朝に急冷式アイスコーヒーを淹れて、自分だけの思い出と一緒に丁寧なコーヒータイムを楽しんでみませんか?

いつか皆さんにも、私の淹れたコーヒーを振る舞いたい……いえ、思わず押し付けたくなるくらいです。

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