こんにちは。日々の献立を提案している「月の皿」です🌙
今日は、初夏から秋にかけて旬を迎えるいわしを使った、いわしの梅煮をご紹介します。
甘辛い煮汁に、梅干しの酸味と生姜の香りを合わせることで、青魚のくさみがやわらぎ、ごはんに合うやさしい主菜になります。
いわしは、DHAやEPAなどの栄養を含む青魚。普段お肉料理が多くなりがちな方にも、献立に取り入れやすい一品です。
魚料理に少し苦手意識がある方や、料理初心者の方にも作りやすいように、下処理のポイントから丁寧にご紹介します。
🐟いわしを煮ると、懐かしい台所の記憶がよみがえる
私にとって、いわしはどこか懐かしい魚です。
スーパーの鮮魚コーナーでいわしを見かけると、昔おばあちゃんが作ってくれた梅煮の味を、ふっと思い出すことがあります。
甘辛い煮汁の香り、梅干しの酸味、生姜のすっきりした香り。派手な料理ではないのに、食卓に並ぶと「ごはんを食べよう」という気持ちにさせてくれる一品です。
いわしといえば、節分の「柊鰯(ひいらぎいわし)」を思い出す方もいるかもしれません。子どもの頃、友達の家に飾ってあった柊鰯を、飼い猫が食べてしまったことがありました。
私の実家にも昔「ローズ」という名前の猫がいました。父が横浜ベイスターズのファンで、当時活躍していたロバート・ローズ選手から名付けた猫です。
いわしを煮ていると、そんな少し懐かしい猫との記憶まで一緒によみがえってきます。
それでは、梅と生姜の香りで食べやすい、いわしの梅煮を作っていきます。
📝【レシピ】いわしの梅煮
調理時間の目安:約30分
分量:2人分
1人分の目安:約250円・約320kcal
🛒材料(2人分)
- いわし:4尾
- 梅干し:3個
- 生姜:1かけ
煮汁
- 酒:大さじ3
- みりん:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- しょうゆ:大さじ1
- 水:大さじ4
👩🍳作り方

調理道具に困ったらこちらの記事をどうぞ。

1) いわしの下処理をする
いわし(4尾)は、頭を落として内臓を取り除きます。
流水でお腹の中までやさしく洗い、血合いや汚れを落とします。洗ったあとは、キッチンペーパーで表面とお腹の中の水気をしっかり拭き取ります。
魚のくさみを抑えるためには、この水気を拭き取る工程がとても大切です。
私は、いわしをさばくのが大変なときは、スーパーの鮮魚コーナーで下処理をお願いすることもあります。きれいに処理してもらえると、魚料理へのハードルがぐっと下がります。
料理初心者の方も、無理に全部自分でやろうとしなくて大丈夫です。頼れるところは頼りながら、おいしく作れたらそれで十分だと思います。
2) 梅干しと生姜を準備する
梅干し(3個)は種を取り、半分にちぎるか、包丁で軽くたたきます。
生姜(1かけ)は皮をむき、薄切りにします。
梅干しは、いわしのくさみをやわらげながら、さっぱりした酸味を加えてくれます。生姜は香りを整えてくれる大切な薬味です。
梅干しの赤い色を見ると、それだけで味がきゅっと締まりそうな気がします。煮魚に入れると、見た目にも少しやさしい彩りが加わります。
3) 煮汁を作る
鍋に酒(大さじ3)、みりん(大さじ2)、砂糖(大さじ1)、しょうゆ(大さじ1)、水(大さじ4)を入れます。
中火にかけ、砂糖が溶けるように軽く混ぜます。
煮汁がふつふつとしてきたら、薄切りにした生姜(1かけ分)と梅干し(3個分)を加えます。
甘辛い香りに梅と生姜が重なると、台所に和食らしい落ち着いた香りが広がります。この香りだけで、白いごはんを用意したくなってしまいます。
4) いわしを並べて煮る
煮汁が沸いてきたら、いわし(4尾)を重ならないように鍋に並べます。
いわしは身がやわらかいので、入れたあとはあまり動かさないようにします。
クッキングシートで落とし蓋をし、さらに鍋の蓋をします。弱火にして、15〜20分ほど煮ます。
途中で1〜2回、スプーンで煮汁をいわしにかけると、味が全体になじみやすくなります。
煮ている間に、いわしの身が少しずつ煮汁を含んでいく様子を見ると、ゆっくりごはんを作っている感じがして落ち着きます。忙しい日でも、こういう煮物の時間は少し心を整えてくれる気がします。
5) 煮汁を煮詰める
いわし(4尾)に火が通ったら、鍋の蓋と落とし蓋を外します。
強めの中火にし、2〜3分ほど煮汁を煮詰めます。
煮汁が少しとろっとして、いわしに照りが出てきたら完成です。
焦げつきやすいので、最後は鍋の様子を見ながら仕上げます。いわしを無理に裏返すと崩れやすいので、煮汁をかけながら味をまとわせるようにします。
骨までやわらかく食べたい場合は、弱火で50〜60分ほどじっくり煮るか、圧力鍋を使うのもおすすめです。
6) 器に盛り付ける
いわしの梅煮を器に盛り、一緒に煮た梅干しと生姜を添えます。
お好みで刻んだ大葉(適量)をのせると、香りが加わってさらにさっぱり食べられます。
箸を入れると、身がほろっとほどけるやわらかさ。梅の酸味と甘辛い煮汁が絡んで、ごはんが進む味わいです。

💡おいしく作るポイント
- いわしはお腹の中まで洗い、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。
- 梅干しと生姜を入れると、青魚のくさみがやわらぎます。
- 煮ている間は、いわしをあまり動かさないようにすると崩れにくいです。
- 落とし蓋をすると、少ない煮汁でも味がしっかり回ります。
- 最後に煮汁を軽く煮詰めると、照りが出てごはんに合う味になります。
- 料理初心者の方は、下処理済みのいわしを使うと作りやすくなります。
🍚この料理に合う献立
いわしの梅煮は、甘辛くてごはんに合う主菜です。
さっぱりした副菜や、やさしい味の汁物を合わせると、和食の献立としてまとまりやすくなります。
- 白ごはん:甘辛い煮汁と相性がよく、ごはんが進みます。
- なすと豆苗のお味噌汁:やさしい味わいの汁物で、献立が落ち着きます。
- 冷奴:梅煮のしっかりした味に、さっぱりした副菜がよく合います。
- きゅうりとわかめの酢の物:口の中をすっきり整えてくれます。
- 小松菜のおひたし:青菜を添えると、彩りも栄養バランスもよくなります。
- だし巻き卵:やさしい甘みが加わり、家庭的な和定食になります。
✨アレンジするなら?
- 大葉をプラス:仕上げに刻んでのせると、香りがよくさっぱり食べられます。
- みょうがをプラス:梅の酸味と相性がよく、夏らしい味わいになります。
- ごぼうを一緒に煮る:旨みが加わり、食べごたえのある煮物になります。
- 長ねぎを加える:甘みが出て、煮汁にも深みが出ます。
- 圧力鍋で煮る:骨までやわらかく食べたいときにおすすめです。
🌙ごはんに合う魚料理があると、食卓が落ち着く
いわしの梅煮は、昔ながらの家庭料理という言葉がよく似合う一品です。
派手さはありませんが、食卓に出すと、どこか安心します。
梅干しの酸味、生姜の香り、甘辛い煮汁。そこに、ほろっとやわらかいいわしの身が重なると、白いごはんが自然と進みます。
魚料理は少し難しそうに感じることもありますが、下処理を丁寧にして、あとは煮汁に任せれば、思っているよりも作りやすい料理です。
お肉料理が続いた日や、和食の献立にしたい日。そんな日に、いわしの梅煮があると、食卓が少し落ち着きます。
皆さんも、梅と生姜の香りで食べやすい、いわしの梅煮を今夜のおかずに作ってみませんか?


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